美しく繊細に編み上げられたロイドルームの家具。しかし、その素材は籘ではありません。

1917年、ひとりのアメリカ人が画期的な家具製造システムを考案しました。彼の名はマーシャル・B・ロイド。彼は伝統的な藤家具の製法に改良を重ねて、‘紙’と‘ワイヤー’を使った斬新で、 美しい家具ロイドルームを完成させました。枝編み細工のような繊細さを持ちながら、‘紙’と‘ワイヤー’から作られるというまったく新しい素材・・・・・ロイドルームの命ともいえるファブリッ ク・・・・・は、

固くよりあわせて防水処理を施したクラフトペーパーをスチールワイヤーに巻きつけ、機械によって織り上げたものです。
さらに、芯のスチールワイヤーには防水・防錆加工がされ、折れたり、ひびが入ったりしないように工夫されたうえ、完全密封加工が施されています。

この画期的な製法は、伝統的な枝編み細工と違い、フレームとファブリックを別々に作ることができるためにバラエティ豊かなデザインを次々と生み出すことを可能にしました。

温かみのある贅沢な質感を持ちながら、 ささくれやフレームのきしみ、そりなどの変形がなく、湿気にも強い・・・・・。

伝統的な枝編み細工の優れた性質をすべて備えながら、悪い部分を一切持たない、新しい時代の家具は驚嘆と拍手をもって迎えられました。

そして、強さ・美しさ・感触の良さが調和したロイドルームは、またたく間に人々を魅了し、20世紀のデザインを変える先駆者的存在として大きな成功をおさめました。

 

W・Lusty&Sons社は、アメリカが生んだ革新的な技術と、英国の伝統が育てたエレガ ントで気品あるデザインとを融合させた独自の<ロイドルーム>をつくることに取り組みました。伝統の美しいエッセンスを、現代へ、未来へ・・・・・。
時代と国を超えて、語り継がれる<ロイドルーム>
その魅力をいま、日本の空間へと届けてくれいています。