リビング、和室、浴室収納・洗面やドア建具を「Reform」にアップした品川区O邸ですが、最後にキッチンを紹介します。
さすがに20年近く経ったキッチンは各部に傷みが多く見られます。
メンテナンスをしっかりとしていればまだ使える年数ではあるのですが、築年20年弱のマンションのリフォームに伴い、
リビングから見えるキッチンに作り替えました。
キッチンのレイアウトプランを平面図で色々と考え、お客様と打合せを進めていきます。
プランも決定し、まずは既存のキッチンを全て解体・撤去していきます。
この際に配管の傷みが無いかなどもしっかりチェック。
リビングとのつながりで床を張りのばし、壁面の補修、レベル調整、キッチンバックパネルを施工していきます。
タイル張りも考えていたのですが全体の予算とメンテナンス性を優先してアイカ工業のFHM5414ZMN_アイカセラール白無地をチョイス。
今回のリフォームでは既存の配管位置から大きく変更することをせずに、コンロ、シンクサイズ、位置関係などを十分に検討し、若干の変更を加えて進行することにしました。
そして完成しました!
(写真はガス配管のチェックのためコンロ下の引出しを取外している状態です)
全体的に白を基調として、吊り棚は壁面に馴染むホワイト、本体の塗装はアンティークホワイトで仕上げました。
カウンターと吊り棚の中間には日常使いのグラスやスパイスなどを置けるオープンシェルフを取付けました。
左端に見えるのはお客様のお父様から以前に送られた卓上型食器洗い乾燥機。
今回は食洗機をビルトインせず、この食洗機を配管も含めてうまく納めたいというリクエストに答えました。
一見、簡単に置いてあるだけに見えますが、通常卓上型食洗機は、給水は蛇口から取り、シンクに排水ホースを垂らして吸盤で止める、というあまり見た目の良いものではありません。
そこで違和感無く置くために、新たな給排水経路を左奥に設けるという一手間をかけました。
やはり見た目は肝心ですよね。
混合水栓:GROHE Minta #32245
浄水器:クリンスイ U-A101NC
ガスコンロ:東京ガス「ピピッとコンロ」
レンジフード:富士工業SSR-3S