ダイニングキッチンのリフォームです。
まずレイアウトの打合せでは、空間を広く使えて、明るく開放的になるアイディアを提案。
部屋を区切ったり壁を立てたりせずに、フルオーダーで製作するキッチンで空間に変化を持たせる事にしました。
今回は普段あまり皆様が目にされないであろう工事写真を使ってお部屋のリフォーム過程を紹介します。
リフォーム前は、天井まであるトールキャビネットや吊戸棚が多く、圧迫感があり窮屈さを感じさせる空間でした。
ではリフォーム工程を紹介していきます。
まずはじめに全ての造作物を解体します。
なるべく他の部分まで壊さないように気を付けながらの作業。
キッチンを撤去すると下地のベニヤやボードが傷んでボロボロだった為、予定していなかった下地ボードの張替をすることに。
部分的に耐水ボードで補修しました。こういった下地処理が大事です!
上の画像は既存のセントラルヒーティングを撤去したあと。
排水の水が漏れていたのか、フローリングが腐っていました。これもまた予想外!!
急遽フローリングの張替です。
新規のキッチンで隠れてしまう部分のフローリングをきれいにはがし、その板で補修。同じ年数を重ねた板の方が雰囲気を壊しません。
どうですか?張替えた痕がわかりませんよね。
うまく仕上がりました。
冷蔵庫の目隠しの為に右奥のコーナーに壁を新設。
キッチンカウンターとの仕切りの役目にもなっています。
張替えたボードのパテ埋めです。この作業をしっかりやらないと塗装やクロスなどで仕上げる時に壁の凹凸が目立ってしまいます。
下地処理の善し悪しが出来映えを左右するのです。
リフォーム最後の工程は塗装です。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、今回はジョリパット(JOLYPATE)を使用しました。仕上げ面の凹凸が特徴。
フランスで生まれ、耐候性・防カビ性に優れた塗装です。
キッチンを据え付けて完成です。
キッチンも当社のフルオーダー製作です。
パイン材を使い、明るく・ぬくもりのあるダイニングキッチンに生まれ変わりました。