引戸のパインキャビネット 埼玉県Y邸
2025.08.18
定番パインファニチャーのPWC-2ディスプレイキャビネットをベースに
扉を引戸、ガラスをチェッカーガラス、台輪を挽き脚へとデザイン変更した
キャビネットを製作させていただきました。
引戸の手掛け金具と引出しのつまみは真鍮のポリッシュ仕上げ。
作りたてなので本体も金具もピカピカですね。真鍮の金物は金属磨きで磨けばキレイに輝きを取り戻しますが
個人的には使い込んでくすんだ表面を軽く磨いた感じが好み。これから本体共々良い雰囲気になっていくことでしょう。
引戸は金物のレールなどを今回は使用しないで鴨居(上)敷居(下)に溝を掘り、ほぞ加工した扉を上溝へ差し込んで持ち上げ
下溝へはめる昔ながらのケンドン式。
戸車やレールを仕込むと軽く開閉するのですがこの家具サイズでは逆に動きすぎてダンパーやストッパーを設けなければ気を使います。
このデザインと作りには似合いませんので今回は古典的な手法で。開け閉めに程よい抵抗があり良い感じです。